柴犬について
柴犬は日本古来から山岳地帯で獣猟犬として活躍していた小型の土着犬である。
東南アジアに分布したパリア犬の系統をくむ犬種で、北方系の秋田犬とはルーツを異にする。
我が国には先住民族とともに南方から渡来したものと考えられる。
猟犬としての柴犬は日本のほとんどの地域に分布していたが、
交通の不便な山岳地方で長く純粋性を保つ事になった。
新潟、山梨、長野、岐阜、島根など地方ごとに異なる特質を持つ個体が知られていた。
幕末に日本を訪れたシーボルトは日本で3種の犬を見たと回想している。
「狩犬」「町犬」と「狆」の3種で、「町犬は外来種との雑種が多い。」
「狩犬は長吻、立ち耳、短毛・・」と記述がある。
この「狩犬」こそが日本犬の源流である。